付き合って3ヶ月。手を繋いで帰ったり、キスをしたりした。デートも結構した。私が「もうすぐ中間テストだね。嫌だね。」と言ったら一護は意外な言葉をくれた。

「俺の家来いよ。勉強一緒にできるだろ?」

有無を言わさない態度だったけど。一護の家は病院だ。前に聞いたことがある。そんなこと考えてたらあっという間に一護の家だった。一護がポケットに手を入れて鍵を出した。なるほど・・・。

「誰も居ないの?私あがっていいの?」
「いいに決まってんだろ!ほら!」
「お邪魔します。」

ドアを開けてくれたり、靴を脱いで揃えようとしたら一護がやってくれた。嬉しくてちょっと幸せだ。

「俺の部屋階段の真ん前だから先行ってて。」

一護の部屋はキレイに片付けてあった。予想通りのキレイさだった。ちょっとして一護が冷たいオレンジジュースを二つ持ってきた。私達は向かい合って座って黙々と勉強した。

「何か、遠くね?こっち来いよ。」

しらじらしく、ぽんぽんと自分の隣を叩く一護。あなたの後ろには何があるか言ってみなさいよ。私はずーっと隠してた物を一護に見せつけた。一護の顔が真っ赤になった。

「これなーぁに?」

もちろん、私が財布に入れてたわけじゃなくてこの部屋から見つけた。しかもベタな枕の下から。

「謝ってくれたら許します。」
「ごめんなさい。」

私は、一護の真横に座った。一護にキスをした。まぁ。もちろん、ソレは開封されて使われちゃって私は狼に食べられちゃったって話なんだけど。





CANDY




(060914)